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記事詳細:Detailed Article

JARI Research Journal (2012~)環境・エネルギー/Environment & Energy

資料名 / Title

JRJ20130711 研究速報
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水素の漏洩音による水素漏洩車両への安全な接近方法の検討
Safety Validation of the Fallback Fueling Method

前田 清隆,竹内 正幸,冨岡 純一,田村 陽介
Kiyotaka MAEDA,Masayuki TAKEUCHI,Jun-ichi TOMIOKA,Yousuke TAMURA

既存のガソリン車よりもエネルギー効率に優れる燃料電池自動車(FCV)は,一部の自動車メーカーが2015年から販売する予定となっている.そのFCVは燃料として自動車にはほとんど使用されなかった水素を利用していることから,救助者が安全に事故車両へ接近するための対応策を事前に検討しておく必要がある.
 FCVになんらかの事故が起きて水素が漏洩した場合,水素への着火によって爆発が起きる可能性がある.着火時の爆風や熱流束,騒音レベルは水素漏洩量に比例して大きくなるが,水素漏洩量が400 NL/min以下であれば,車底部やボンネット内部で着火しても車両前方や前輪タイヤから1 mの場所での爆風や熱流束は人に重大な影響を与える程度ではなく,爆発時の音で苦痛を感じる程度である1).衝突時の最大水素許容漏れ量は118 NL/minと定められているため2),この程度の水素漏れを車両から離れた位置で検知できれば,安全に事故車両へ接近することができると考えられる.
事故車両の水素の漏洩を検知するための方法としては,水素漏れ検知器や水素と反応して変色する塗料3),漏洩箇所から生じる噴流音などがある.特に,装置や機器を必要とせずに水素漏洩音によって水素漏洩の危険性を判断できれば,有力な情報源となる.しかし,噴流音に関する研究は,空気のノズルからの噴流音のみであり4),水素では行われていない.
 そこで,暗騒音が40 dB程度の環境下での可聴できる水素漏洩音の車両周囲の方向や距離,地上高さならびに配管形状の影響を調べるとともに,水素漏洩音の周波数解析を行い,これらの水素漏洩車両の水素漏洩音の情報から,救助者が事故車両へ安全に近づくための方法を検討した.
To examine the safety of rescuers when hydrogen leaks from an FCV vehicle, we investigated the relationship between the minimum audible threshold of hydrogen leakage sound and the flow rate of hydrogen, and performed frequency analysis of the hydrogen leakage sound. Tests were performed with hydrogen leaks from a simulated FCV vehicle with background noise in the test area of about 40 dB. The test results indicated that if hydrogen leakage can be heard, the rescuer should listen to the sounds around the vehicle before approaching it. If hydrogen leakage cannot be heard, the rescuer can approach the vehicle safely.

種別 / Article Type

JARI Research Journal (2012~)

資料名 / Title

JRJ20130711 研究速報

発行年月 / Date of Issue

2013/07

分野 / Field

環境・エネルギー/Environment & Energy

分野詳細 / Detailed Field

環境・エネルギ
ID:28
 

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