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記事詳細:Detailed Article

JARI Research Journal安全/Safety

資料名 / Title

JRJ20170602 研究速報
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ヘッドレスト評価試験における頚部傷害低減性能基準の検討
Consideration of Neck Injury Protection Performance Criterion for Head Restraint Evaluation Testing

中嶋 太一,佐藤 房子,張替 毅
Taichi NAKAJIMA,Fusako SATO,Takeshi HARIGAE

 追突事故による頚部傷害低減に向けた国際的な活動として,国連の世界基準調和フォーラムでは,衝突安全専門分科会GRSP(Working Party on Passive Safety)の下に,ヘッドレストに関する世界統一基準(GTR:Global Technical Regulation)について議論するヘッドレストGTRインフォーマル会議(以下,GTR7という)が設置され,同会議の設置を提唱した米国を議長国として2005年2月より活動が開始された.
 GTR7では,ヘッドレスト,ならびにシートに関する既存の規則や2004年12月に改訂された米国の安全基準のほか,各国で導入され始めた後面衝突アセスメント試験に関する情報も含めて議論が行われた.その結果,2008年3月にPhase1の基準として,「静的バックセット(人体模型をシートに着座させた場合の後頭部とヘッドレストとの水平距離)」についての規制が成立した.その後,2009年12月からは,英国が議長国となってPhase2の活動(テクニカルスポンサー:日本)が開始され,ヘッドレストの頚部保護性能を動的試験によるダミーで評価することを目指して,動的試験方法・試験条件,ならびに頚部傷害を評価するための傷害指標とその基準値などについて活発な議論が行われてきた.
 GTR7-Phase2におけるヘッドレストの動的評価試験に採用すべき頚部傷害指標とその基準値については,日本から,倫理的配慮に基づき過去に実施された志願者実験の結果や人体有限要素モデルによる事故再現シミュレーションの結果から導出された傷害指標と基準値が提案され,一方で,米国からは,供試体実験などの結果に基づいて導出された傷害指標と基準値が提案されている.しかし,日本の提案と米国の提案を比較すると,傷害指標検討の基礎としたデータのみならず,頚部傷害の評価方法や基準値の導出方法など,非常に多くの点で異なっている.そこで,本報では日本と米国の傷害指標に関する提案について整理し,それらの提案を基に,GTR7-Phase2におけるヘッドレストの動的評価試験に採用すべき頚部傷害指標,ならびにその基準値について検討した結果を紹介する.

The dynamic sled test procedure using a rear-impact dummy "BioRID-II" has been discussed in the phase 2 activity of the UN ECE/WP29/GRSP/GTR7 to develop the global technical regulations (GTR) for vehicle head restraints. In this study, to establish criterion for evaluating whiplash protection performance of head restraints in the dynamic tests of the GTR-Phase 2, the results of the accident reconstruction simulations using human FE models were reanalyzed by associating the responses of the human FE models with those of the dummies and cadavers in the sled test series conducted by United States.

種別 / Article Type

JARI Research Journal

資料名 / Title

JRJ20170602 研究速報

発行年月 / Date of Issue

2017/06

分野 / Field

安全/Safety
ID:6920
 

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