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2013.07.08

「JARI研究・事業報告会」を開催しました。

 2013年7月4日(木)、アキバホール(東京・秋葉原)において、「JARI研究・事業報告会」を開催しました。賛助会員をはじめ多くの方々に参加いただきました。

所長

全体

「JARI研究・事業報告会」プログラム

※賛助会員の方の資料のダウンロードはこちらから。

開会(10:00-10:05)

  • 開会挨拶

    一般財団法人日本自動車研究所 代表理事 研究所長 小林 敏雄

セッションⅠ(10:05-11:25)

  • 微小粒子状物質(PM2.5)に関するJARIの研究

     平成25年に入り、空気中の微粒子であるPM2.5が広く国民の関心を集めるようになった。PM2.5の発生源としては、大陸由来の越境汚染や工場からの排出などがあるが、自動車からの影響も無視できない。エネルギ・環境研究部では、これまで、自動車から排出されるPM2.5について、その発生から健康影響まで総合的な研究に取り組んでおり、本講演では、最新の研究成果も交えてJARIにおけるPM2.5研究を紹介する。

    エネルギ・環境研究部 伊藤 晃佳

  • 水素・燃料電池自動車等の次世代自動車の安全性に関するHy-SEFの取り組み

     Hy-SEFは世界に類をみない設備群であり、これを用いた研究成果は、国連基準であるHFCV gtr(世界統一技術基準)策定やリチウムイオン電池の国際標準の策定等に利用されている。本講演では、水素・燃料電池自動車(HFCV)等の次世代車ならびにそれらに必須の技術要素である自動車用圧縮水素容器やリチウムイオン電池等の安全性に関する研究について紹介する。

    FC・EV研究部 三石 洋之

  • 電動車両用リチウムイオン電池の寿命試験方法開発に係わるJARIの取り組み

     JARIでは、電動車両用リチウムイオン電池の寿命試験方法の標準化を進めており、作成したサイクル寿命試験プロファイルは、電池メーカが試作したプラグインハイブリッド自動車用リチウムイオン電池の寿命評価に利用されている。標準化に向けて開発した、実車走行時の複雑な充放電波形から、装置依存性が低く再現性の高い試験が可能で簡易なサイクル寿命試験プロファイルを作成する手法について紹介する。

    FC・EV研究部 森田 賢治

  • 質疑

    [座長] FC・EV研究部長 赤井 泉明

昼休み(11:25-12:40)

セッションⅡ(12:40-13:30)

  • JNX(Japan automotive Network eXchange)について

     JNXは、平成12年に開始し、自動車業界共通ネットワークの運営により、業界における電子商取引の効率化の一端を担っている。JAMA、JAPIAと連携のもとOEM、1次サプライヤーの利用が進み、近年、主として中小企業への電子商取引の普及を重点に活動を進めている。そこで、JNXの狙い、構造と運営、現在の加入状況、新サービスであるJNX共通EDIサービスの概要について説明する。

    JNXセンター 鈴木 隆

  • ISO39001「道路交通安全マネジメントシステム」認証の事業化

     道路交通安全に関るISO規格が昨年10月に正式に発行された。これは、交通安全に関る様々な活動を効果的、効率的に進めるための管理の仕組みを提供するものであり、交通安全に関係する、また対応を急がれる全ての組織が対象となる。日本の交通事故による死傷者の低減がはかばかしくない中で、この規格が果たす役割は大きいと考えられる。JARIでは審査員の育成を完了し、規格説明会を全国3箇所で実施したところであり、ISO39001認証の事業化について報告する。

    認証センター 西名 秀芳

  • 質疑

    [座長] 認証センター長 島田 信雄

セッションⅢ(13:30-14:45)

  • 国際規格ISO13482にもとづく生活支援ロボットの安全検証

     生活支援ロボットは、高齢化社会における福祉介護への活用などの期待がかけられているが、市場導入実績が少ないために、不具合事故のリスク評価と対策の検証が課題となってきた。この課題を解決するために、JARIは、 ISO13482の策定と安全試験法の開発に携わってきた。本報告では、同規格の策定動向と、それにもとづくリスクアセスメント、本質安全、機能安全の考え方および安全検証試験について解説する。

    ロボットプロジェクト推進室 藤川 達夫

  • ドライブレコーダーを用いた安全研究

     JARIは約15年前に現在の市販ドライブレコーダーの原型といえるプロトタイプを製作した。それ以降、自らドライブレコーダーでのデータ収集と、そのデータ分析を行い、効率的に分析するための便利ツールも開発するなど、継続的にドライブレコーダー関連の研究を実施している。また、研究用に製作し、市販のものより機能を強化した予防安全研究用のドライブレコーダを用いて、運転者の行動も含めて観察することで事故の発生要因を研究している。これら2種類のドライブレコーダーを利用した研究成果と今後について報告する。

    安全研究部 鷹取 収

  • ヒューマンエラー対策に向けた予防安全研究の取り組み

     近年、交通弱者(歩行者・自転車)や高齢運転者の事故が社会問題化している。ヒューマンエラーを中心とする事故発生メカニズムが明らかになれば、交通安全教育や運転支援システムの有効性向上など、事故防止対策の更なる推進が期待できる。本報告では、従来のドライビングシミュレータや模擬市街路での走行実験に加え、新たに開発した“走行可能なドライビングシミュレータ”ともいえるJARI-ARV(拡張現実実験車)を活用した予防安全研究の取り組みを紹介する。

    安全研究部 内田 信行

  • 質疑

    [座長] 安全研究部長 桜井 実

休憩(14:45-15:00)


セッションⅣ(15:00-16:40)

  • 自動車用機能安全規格ISO26262に対するJARIの取り組み

     2011年にIS化された自動車用機能安全規格 ISO26262 に対し、JARIでは、国内OEM 9社、サプライヤ17社からなる「ISO26262共同研究」活動を実施している。この活動を「ISO26262 All JAPAN活動」と呼び「安全設計専門ワーキング」、「解説書ワーキング」を立ち上げ、自動車業界における機能安全に対する規格の共通解釈、相場観形成について議論を実施し、2013年2月には「共同研究WG成果報告会」を開催し知見の共有化を図っている。さらに、機能安全に関する教育事業を立ち上げ開発者目線にたった教育・トレーニングを推進している。本報告では、「ISO26262 All JAPAN活動」と機能安全教育事業について報告する。

    ITS研究部 小谷田 一詞

  • 繋がるクルマを巡る自動車業界内外の動向

     自動車が外界と繋がることで、自動車の安全性、利便性の向上が期待されている。こうした中で、自動車情報の活用の視点で標準化活動も活発になっている。自動車の情報を外部に取り出すための標準案として、ISO13185が審議中である。これに加えて、W3CもWebの視点から標準化検討が進められている。自動車が外部と接続されると、PCのインタネット接続と同様に、セキュリティの確保が重要になってくる。こうした繋がるクルマの実現に向けた課題解決に関する内外の動向を紹介する。

    ITS研究部 伊藤 寛

  • エネルギーITS推進事業「自動運転・隊列走行」の最終年度成果について

     2008年度以来、産官学15機関連携の下、エネルギーITS推進事業にて自動運転・隊列走行の技術開発を推進してきた。昨年度、車間距離4mでの4台隊列走行および大型メーカ4社との共同によるCACCの開発と実証実験を実施し、デモ走行をマスコミ各社および関係者に公開した。日本自動車研究所が中心になり開発を進めた隊列走行システムおよびCACCシステムの概要と成果について最新の状況を報告する。

    ITS研究部 青木 啓二

  • 協調システムと自動運転の欧米動向

     車車間・路車間通信を用いて他車やインフラからの情報で自車の周囲環境の把握範囲を大幅に拡大し、道路交通の安全、効率、環境の大幅な向上を目指す協調システムは、日本が実用化に向けては先行しているが、欧米でも政府の施策のもと急速に実証が進みつつある。また最近協調システムの究極の姿として自動運転の研究開発が再度脚光を浴び、欧米で公道実験が進められつつある。ここでは欧米の協調システムと自動運転の動向について紹介する。

    ITS研究部 鈴木 尋善

  • 質疑

    [座長] ITS研究部長 谷川 浩

閉会(16:40-16:45)

  • 閉会挨拶

    一般財団法人日本自動車研究所 代表理事 専務理事 半田 茂

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