今後普及が見込まれる新たな自動車と安全対策

～エコカーやパーソナルモビリティなどの普及を見据えて～

国土交通省では自動車安全対策の推進にあたり、可能な限り一般の方々から意見を伺うこととしており、平成12年度より毎年、自動車安全シンポジウムを開催しているところです。今年度は東京モーターショーの開催に合わせ、平成21年10月29日（木）に幕張メッセにおいて、「今後普及が見込まれる新たな自動車と安全対策」～エコカーやパーソナルモビリティなどの普及を見据えて～をテーマにシンポジウムを開催することから、シンポジウムへの参加者（定員450名、参加無料）を募集します。

第１部では今後の車両安全対策の方向性、事故分析部会と安全基準検討会の活動状況と今後の活動方針、交通事故撲滅へのシナリオ、ハイブリッド自動車・電気自動車・コンパクトカーの安全対策について、それぞれ講演を行います。また、第２部では、有識者を招いて新たな自動車への安全対策はいかにあるべきか、その方向性についてパネルディスカッションを予定しております。

パネルディスカッションにおいては、議論を通じてパネリストから意見を伺うと共に、質疑応答などを通じて、参加された会場の方々からもご意見、ご質問を伺う予定です。

• 主　催：国土交通省
• 日　時：平成21年10月29日（水）13：30～17：30（受付開始　12：30）
• 場　所：幕張メッセ　国際会議場２階　国際会議室
• 参加費：無料
• 定員：450名（先着順、定員にて受付を締め切らせて頂きますので、お早めにお申し込みください。）

地球温暖化、エネルギーセキュリティといった環境問題を背景に、ハイブリッド車、電気自動車等の燃費性能に優れた「エコカー」の普及が本格的になってきています。一方では、昨年のシンポジウムのテーマで取り上げた『高齢社会への対応』に向かって、これまでの自動車の概念とは異なる「パーソナルモビリティ」などの新たな自動車の開発が始まっています。今後これらの自動車が普及するにあたって、交通環境の変化、モビリティの変化などに伴って様々な対応すべき課題が発生すると想定されます。こうした課題について、専門の方々に、それぞれのご立場から問題を提起して頂くとともに、近未来の自動車社会において必要となる安全対策についてご議論頂きます。

13：40　　主催者挨拶　《内藤　政彦　氏　　　国土交通省 自動車交通局 技術安全部 部長》

13：40　　第１部　　講演

• 「車両安全対策の現状と課題」
  《島　 雅之　氏　　　国土交通省 自動車交通局 技術安全部 技術企画課 国際業務室 室長》
• 「事故分析部会と安全基準検討会の活動報告と今後の活動方針」
  《吉本　堅一　氏　　東京大学 名誉教授》
• 「交通事故撲滅へのシナリオ」
  《飯野　謙次　氏　　ＮＰＯ法人失敗学会　副会長》
• 「ハイブリッド自動車、電気自動車、コンパクトカーの安全対策」
  《高橋　信彦　氏　　（社）日本自動車工業会 安全・環境技術委員会 安全部会 部会長》

15：20　　休　憩

15：40　　第２部　パネルディスカッション 「新たな自動車への安全対策」

• 司会：日本放送協会　解説委員室　解説主幹　《室山　哲也　氏》
• パネリスト：
  モータージャーナリスト　《岩貞　るみこ　氏》
  東京大学　高齢社会総合研究機構　機構長　《鎌田　実　氏》
  (独)国立環境研究所　社会環境システム研究領域 交通・都市環境研究室　客員研究員　《小林　伸治　氏》
  茨城大学　工学部　都市システム工学科　教授　《金　利昭　氏》
  ＮＰＯ法人失敗学会　副会長　《飯野　謙次　氏》
  （社）日本自動車工業会　安全・環境技術委員会　安全部会　部会長　《高橋　信彦　氏》
  東京大学　名誉教授　《吉本　堅一　氏》

17：30　閉　会