第3回アジア自動車研究所サミット
2014/12/04
平成26年12月2日~4日、第3回アジア自動車研究所サミットを開催しました。今回はタイ自動車研究所(TAI)が事務局となり、タイ・バンコクにて開催しました。第2回サミット参加の7研究所に加え、3つの研究所(下記に*を付記したSMVIC・KATRI・MAI)が新たに参加し、所長、副所長を含め8ヶ国/10研究所/参加者51名、外部機関からのオブザーバー37名の計88名となりました。参加機関は以下のとおりです(国名のアルファベット順)。
中国:China Automotive Engineering Research Institute Co., Ltd. (CAERI)/Shanghai Motor Vehicle Inspection Center (SMVIC)*
インド:Automotive Research Association of India (ARAI)
インドネシア:Indonesian Automotive Research and Development Institute (INARD/Molina)
日本:Japan Automobile Research Institute (JARI)
韓国:Korea Automobile Testing & Research Institute (KATRI)*
マレーシア:Malaysian Institute of Road Safety Research (MIROS)/Malaysia Automotive Institute (MAI)*
タイ:Thailand Automotive Institute (TAI)
ベトナム:Viet Nam Register (VR)
第3回アジア自動車研究所サミット参加者
アジア自動車研究所サミットは、「アジア諸国における健全な車社会の構築への寄与」および「各研究機関の相互理解促進」を目的としています。会議では各研究所の近況紹介と、第2回サミットの成果を受けて設定した4つのセッション(共同研究、燃費/排気、安全、電気自動車)において専門家間で活発な意見交換が行われました。
会議の結果、各研究機関の相互理解が深まると共に、各国で異なる状況や課題が共有されました。具体的には、燃費/排気セッションでは各種規制、安全セッションでは二輪車安全、電気自動車セッションでは充電について議論しました。それぞれ現実的な対応策が急務であり、データの整備と蓄積、研究レベルの向上に加え定期的な情報交換が不可欠であることが認識されました。次回のアジア研究所サミットは中国の重慶を予定しております(CAERI・SMVICの共同開催)。
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