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【移動体ロケーションベースの情報交換に関する調査研究】
重点サービス実現に向けた共通基盤整備の支援
-情報収集・活用基盤の規格化推進-
【移動体ロケーションベースの情報交換に関する調査研究】 |
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センターレスプローブなど、 移動体同士が情報を交換するシステムの開発が始まっている。新たなシステムやサービスの創出は、クルマ社会だけでなく産業、経済、環境などに大きなインパクトを持つと期待される一方、その実現に向けて考えるべき課題も指摘されている。
本調査研究は、移動体同士が情報交換を行うシステムの今後の研究開発、実証、実用化を適切に進めるために、システムのあり方を多面的に検討し、効果的な標準化の方針を検討することを目的とする。
平成18年度は、調査研究の初年度として、以下のような国内外の活動について調査を行った。
(1) FleetNet
(2) センターレスプローブ
(3) 二輪車ASV技術
(4) Vehicle Safety Communication Consortium(VSCC)の以下の3アプリケーションシナリオ
・Emergency Electronic Brake Lights
・Cooperative Forward Collision Warning
・Lane Change Warning
次に、情報交換の接続構成、車両のもつ機能、処理フロー、メッセージ等の観点から移動体ロケーションベースの情報交換の特徴を整理し、今後の標準化検討のためのリファレンスアーキテクチャを作成した。そして、標準化の候補となる箇所を抽出し、標準化の候補案を検討した。
システム構成(情報交換の接続構成)のリファレンス |
移動体ロケーションベースの情報交換の特徴を考慮すると、以下のような標準化の方向性が考えられる。
(1) コンテキスト情報の標準化
(2) コンテナ情報の標準化
(3) アプリケーションからの通信活用に関する標準化
センター型のプローブ情報システムの国際標準化活動はわが国のリードのもと進められている。平成19年度も本調査研究を継続し、センターレスプローブ等の国際標準化提案につなげていく。
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