JARI 一般財団法人 日本自動車研究所

自動走行システム国際標準化



自動走行システム国際標準化に関する活動

自動走行システムの研究開発が世界各国で活発化する中、実用化の促進や製品の国際競争力を高める上で国際標準化は重要です。
JARIでは日本の優れた自動車技術の反映を視野に自動走行システムの実現に必要となる標準化の検討を行っており、 ISO/TC22/SC32/WG12(ソフトウェア更新作業部会)の場で日本が提案しているソフトウェアアップデートの国際標準化の推進やISO/TC204/WG14走行制御分科会(事務局:公益社団法人自動車技術会)に対し国際標準化を提案して行きます。
また、ISO/TC204/WG1(システム機能構成)分科会事務局として日本提案の国際標準化活動を推進します。



国際標準化

JARIは、ISO/TC204が始動した1993年から活動に参加しています。TC204/WG1(システム機能構成)分科会の事務局としてITSのアーキテクチャや規格記述言語などの標準化活動を支援し日本提案の規格案の審議促進を図ってきたほか、車車間通信や路車間通信を利用した協調システムの機能構成やインタフェースの標準化、車載センサの情報を活用したプローブ情報システムの標準化などを進めてきました。

近年は、早期実用化に向けて内外の各社が鎬を削る高度運転支援システムや自動運転システムの国際標準化に携わっています。公益社団法人自動車技術会の委託を受けて、日本提案の交通障害注意システム(TINS)の国際標準原案の作成、協調型アダプティブクルーズコントロール(CACC)や隊列走行システムに関する海外からの国際標準化提案への対応検討など、TC204/WG14(走行制御)における国際標準化活動を支援しています。

ISO/TC204/WG14(走行制御)における標準化の範囲(提供:公益社団法人自動車技術会)

ISO/TC204/WG14(走行制御)における標準化の範囲
(提供:公益社団法人自動車技術会)


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